生理痛はなぜ起こる?原因
生理痛の原因とは(1)
生理痛が起こる原因としては、生理というものの仕組みそのものが、どうしても痛みを起こしてしまう、ということが一つあげられます。
また別に、子宮になんらかの疾患があって、ひどい痛みを起こしてしまう、という場合もあります。
まず、生理の仕組みに由来する痛みについてみると、プロスタグランジンという物質が「子宮内膜を体外に排泄しよう」として分泌されるということがあります。
このプロスタグランジンは子宮を収縮させるのですが、あまりにも分泌量が多いと、余計に子宮を収縮させて「キリキリと痛む」という状態を生み出してしまうようです。
実際、生理痛の強い人のほうが、子宮内膜や経血に含まれるプロスタグランジンが多いということが、分かっています。
生理の後半のほうになると、血流が滞ることが痛みの原因となると考えられています。
生理中は、生理痛にくわえて、頭痛、体のだるさ、腰痛、下痢や便秘など、様々な症状が現れてしまう人もいますし、食欲もなくなってしまいます。
そのため、子宮を含めて体全体の血行が悪くなっていくことが、痛みの原因のようです。
また、生理の前に下腹部の痛み、頭痛、だるさなど、月経前緊張症という症状を呈する人がいます。
このときは、黄体ホルモンの働きによって、様々な痛み・不調が現れるものと考えられています。
生理痛はなぜ起こる?原因
┣生理痛の原因とは(1)
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(C)生理痛の知識(生理痛の原因〜生理痛緩和法)