子宮内膜症の治療〜ホルモン療法
子宮内膜症には月経が大きくかかわっています。
月経には4つのホルモンがお互いに作用して調節されています。
卵巣から分泌さるエストロゲンとプロゲステロンは女性ホルモンと呼ばれるもので、エストロゲンは月経のときに分泌されます。
ですから、子宮内膜症の場合の治療法のひとつとして、月経がないのが一番いいということになります。
ですから薬で月経を一定期間とめるのです。
これをホルモン療法といいます。
ホルモン療法では皮下注射か点鼻薬をおこないます。
卵胞ホルモン、つまりエストロゲンの働きをおさえ、閉経と同じ状態にします。
ホルモン療法は子宮内膜症の病変が5センチ以上で10センチ程度までの大きさの場合に有効とされています。
5センチ以下の場合には低容量ピルで治療が可能です。
点鼻薬は月経の1〜2日目から1日3回、左右の鼻に1回ずつスプレーします。
片側の鼻だけのものもあります。
皮下注射は月経1〜5日目から4週間に1回ずつ投与します。
ホルモン療法は強制的に閉経状態にするので更年期障害のようなのぼせ、イライラ、頭痛などの症状がでることがあります。
ですので、ホルモン治療は原則として6ヶ月までの使用に限る、と制限されています。
手術を行う前に少しでも病変が小さくなっているように行う場合もあります。
目次
子宮内膜症とは
子宮内膜症と不妊
子宮内膜症のできやすい場所
子宮内膜症の症状
子宮内膜症の診断〜その1
子宮内膜症の診断〜その2
子宮内膜症の治療〜対処療法
子宮内膜症の治療〜ホルモン療法
子宮内膜症の治療〜手術療法その1
子宮内膜症の治療〜手術療法その2
リンク集1
リンク集2
リンク集3
リンク集4
リンク集5
リンク集6
リンク集7
リンク集8
リンク集9
リンク集10