子宮内膜症の診断〜その2
子宮内膜症の診断は難しいので、内診や触診などではっきりとしないとき、また子宮内膜症の疑いがあるときは部位などを特定するためにさらに詳しい検査を行います。
次に超音波検査を行います。
超音波は異物に当たると跳ね返ってくるのでこれを画像処理した検査方法です。
痛みもなく、よく使われる検査です。
ベッドに仰向けになりお腹の広い部分をチェックします。
膣の中に細い管を入れて検査を入れる超音波検査では子宮内膜症の状態や大きさなどがわかります。
そのほかの検査にはCTやMRIもあります。
CTは横になった状態で体を輪切りにしていくので、通常のレントゲン検査よりとても精度が高いです。
婦人科では子宮内膜症や腫瘍を調べるときにとても有効な検査です。
MRIは強い磁気と電磁波でからだを断面化して診断をします。
卵巣がん、子宮筋腫、子宮内膜症の診断に有効だとされています。
超音波検査でも病変がはっきりしない場合もあり、腹腔鏡などによって直接内部を調べるのが一番という場合もあります。
その他の検査では血液検査による腫瘍マーカーを調べる方法があります。
検査は簡単で一般の血液検査のように採血するだけです。
子宮内膜症を疑う場合はCA125というがん細胞が作り出す物質である腫瘍マーカーの数値が高くなった場合です。
子宮内膜症の場合は治療効果判定にも使われます。
目次
子宮内膜症とは
子宮内膜症と不妊
子宮内膜症のできやすい場所
子宮内膜症の症状
子宮内膜症の診断〜その1
子宮内膜症の診断〜その2
子宮内膜症の治療〜対処療法
子宮内膜症の治療〜ホルモン療法
子宮内膜症の治療〜手術療法その1
子宮内膜症の治療〜手術療法その2
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